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「すみません……」
「ん?」
「……返事、まだできてなくて」
「いいよ、気にしなくて。こうして、ひよといれるなら、俺は急がないから、ゆっくり俺のことを好きになってくれたらいいよ」
課長の
優しさが私へと伝わり
胸がいっぱいになると
同時に申し訳なさでいっぱいになる。
過去の恋に
トラウマがあって
そのせいで私は今もなお
新しい恋に一歩踏み出す勇気が出なくて
もう終わった恋で
課長はその人とは違う人なのに
私よりも
年上ってことだけで
あの時と重なってしまい
私はどうしても躊躇して先に進めないでいた。
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