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それは
半年前のある日
何の前触れもなくその日はやってきた。
「……全然、終わらないよ〜」
今日も
変わらずに課長に
頼まれた山のような仕事の数々。
時刻は
20時を過ぎ。
フロアに
ぽつんとひとり寂しく残り
与えられた仕事を終わらせていく。
「望月?」
「え、あ、課長!?お疲れ様です!」
不意に
名前を呼ばれて
声のした方へと視線を移せば
なぜか出先から直帰のはずの課長がいた。
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