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「独占欲強い男は嫌われますよ？」
「あ？」
「年上なんだし、余裕持たないと逃げられても」
「逃げません！！私は、どんな柊二さんでも、私の好きな柊二さんに変わりないですから逃げたりしません！」
先輩の言葉に
被せるようにそう言い切り
私の身体を
抱きしめていた彼の腕に自分の手を添えた。
どんな柊二さんだって
私が好きな柊二さんに変わりなくて
「ですって、アホ先輩」
「……アホ先輩って、俺のこと？」
「他に誰がいる？大切な存在を失わないと気づかないなんてアホ以外に何がある？」
「……」
「俺は大切なものを手を離したりしない。ずっとそばに置いておくよ、取られないように逃げて行かないように、な」
「ひやあっ！！」
まるで
先輩に
見せつけるように
私の頬にチュッと
リップ音を立てながらキスを落とした柊二さん。
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