10

10/10
前へ
/136ページ
次へ
「く、くすぐったいです」 「ん〜?」 「もう……やあっ!」 こそばゆくて 身体をよじるけれど 悪戯な笑みを 浮かべたまま柊二さんはやめてくれなくて 「やめてほしい?」 そう聞かれて 首を何度も縦に振れば 可愛いっと耳元で 囁きながらチュッと耳へとキスを落とす。 「じゃあさ、やめてあげるから今からすること許してね?」 「え?」 ニコッと 笑みを浮かべた柊二さんは 私の手を繋いだまま おもむろに部署へと戻っていった。 .
/136ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1354人が本棚に入れています
本棚に追加