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合鍵……
聞き慣れない幸せすぎる
その言葉に私の思考は停止しフリーズする。
「一緒に住まない？」
「え？」
「俺にもっと愛してほしいんでしょ？キミを愛すことなんて俺には簡単なこと。でもね、ひよを愛すには全然時間が足りないんだ。だから、ひよ。俺と結婚を前提とした同棲をしない？」
「け、結婚！？」
頭の
片隅にすら
想像すらしていなかった
言葉が次々と私の耳へと届く。
もっと
愛してほしい、
私に溺れてほしいって
漠然とした要望が私には確かにあった。
けれど
要望はあっても
その解決策を知らなかった
無知な私へと柊二さんは
ある意味、これしかないって解決策を教えてくれた。
「俺は今すぐにでも役所に行って手続きしても良いよ？でも、ひよに考える時間をあげるよ」
「時間……？」
「そう、時間だよ。正式に結婚するまでの間、俺の隣で存分に俺から愛されればいい。それで身をもって感じればいい。どれだけ、俺に愛されているかを……」
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