おまけ その後のふたり

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「おい、この見積書出したの誰だ!?」 今日も 変わらずに 部署内に 鬼課長の怒鳴り声が 響き渡り辺りの空気を一瞬で変える。 「わ、私です……」 恐る恐る 課長の元へと行けば 鋭い目つきで ギロリと睨まれて身体が硬直する。 「望月お前、計算が間違ってるだろうが!何度言えばわかるんだ!!」 「す、すみません、すぐにやり直します!!」 「午後までに提出だ」 「ご、午後ですか?」 「あ?」 「す、すぐにとりかかります!!」 見積書を 受け取り逃げるように 自分のデスクへと 戻って急いで見積書の訂正をする。 .
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