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「わかりやすく作り直されていて助かったよ。ありがとうね、ひよ」
「……い、いえ。柊二さんのお役に立てて良かったです。」
いつも
柊二さんの
足を引っ張ってばかりな私。
こんなことくらいでしか
柊二さんの役に立てることないから……
「ねぇ、ひよ。俺がひよに厳しくするのは、ひよのことを仕事ができないヤツって思ってるからじゃないんだよ。」
「え?」
「ひよなら出来ると思っているし、キミの成長に期待もしてる。もっと色んなことを吸収して成長してほしくて、ついつい厳しくしてしまうんだ。だから自分のこと、そんなふうに卑下したらダメだよ」
ギュッと
私の身体を
自分の腕の中に閉じ込めながら
優しい声で私へとそう言ってくれた柊二さん。
まるで
エスパーのように
私が考えていたことに対して
タイミング良く優しい言葉をかけてくれる。
「それに、ひよは気づいてないかもしれないけど俺のことをひよは公私共に助けてくれてるよ」
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