おまけ その後のふたり

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不意に 身体を 抱き上げられ 咄嗟に彼の首に 腕を回しギュッと抱きついた。   「えっ?お、下ろしてください!!」 「大丈夫。大切なひよのこと落としたりしないから安心して運ばれてね?」 「っ」 思わず 見惚れてしまうほどに 甘い表情と 甘い声でそう囁かれ それまで 暴れていた私は まるで 魔法にでもかかったかのように 抵抗を止め彼の思うがままに リビングまで抱き抱えられたまま運ばれた。 .
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