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「あ、あれ?」
いつも
柊二さんが
キスを落とした場所には
赤い印がくっきりと
残っているのに今は全然ついていなくて。
「えー、なんで?」
もう一度
彼の首筋に
キスをするけれど
やっぱり
赤い印は全くついていない。
「ひよ、誘ってるの?」
「ち、違います!!柊二さんのは私のだって印をつけたくて、でも、全然つかなくて……」
「……まあ、うん。それじゃあ、つかないと思うよ」
柊二さんが
私に印を残すとき
正直、私は
いっぱいいっぱいで
やり方なんて見てる余裕はないけれど
多分、やり方は間違っていないような気がする……
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