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「あのね、ひよ」
「教えてください……」
「……」
「私も、つけたいです。柊二さんの身体に、私のだって印……」
柊二さんに
たくさん愛された後
必ず私の身体の
どこかには赤い印がついていて
その印は
恥ずかしくもあるけれど
私は
柊二さんのものだって
わかる印がたまらなく嬉しくて
だから
柊二さんに私もつけて
少しでも私と同じ気持ちになってもらいたくて
あとは
ほんの
少しの独占欲、かな……
「……あー、もー、可愛すぎだよ、ひよ」
「え?」
「わかった、教えてあげる。」
「本当ですかっ?」
「うん。でもね、ひよ。言葉ではなく身体で覚えてね?」
「……え?」
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