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次の日。
「っ」
洗面所に映る
自分の姿を見て
声も出さずにただただ赤面する私。
私の首筋や
身体のあちこちには
柊二さんがつけた赤い印がついている。
身体で覚えてね。
そう言われて
私の首筋へとひとつまたひとつと
赤い蕾が咲き乱れていき
そのまま私は柊二さんに心も身体もすべてを愛された。
結局、私は
柊二さんに印を
残すことができたのだろうか……
「おはよう、ひよ」
「お、おはようございます」
慌てて
服のボタンを
閉めて挨拶を返した。
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