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「……今回は、失敗しちゃったかな」
「え?」
「キスマーク、いつもは見えないように気をつけてたんだけど、ここ」
「……んっ」
咄嗟に
漏れた甘い声に
恥ずかしさから口を手で覆う。
「クスッ。朝から可愛い反応ありがとう」
「っ」
昨日散々
柊二さんから愛されて
私の身体にはいまだに昨日の熱が
残っていて過剰なまでに反応してしまった。
「……にしても、困ったね」
「あ、大丈夫ですよ。髪を下ろせばそこまで目立たないので」
「ダメだよ、ひよ。完璧に隠さないと。だってさ、このキスマークを見て、他の奴らにひよのそういう姿想像されたくないから」
「え?」
「ひよの、そういう姿を見ていいのは、今もこれから先も俺だけだよ」
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