1202人が本棚に入れています
本棚に追加
/126ページ
「ひよのこと、好きなんだ」
「え、あ、あの」
「会社でひよの名前を呼ぶだけで身体をビクつかせるし、目も合わないからひよに嫌われてるって思ってたから、この気持ちはずっと言わないつもりだった。」
「だ、だってそれは」
普段の課長は
鬼課長と呼ばれるだけあって
名前を
呼ばれるだけで
意識とは関係なく
身体がビクッと強張ってしまうし
目が合うとキッと鋭い眼光で
睨みつけられている気がしてすぐに逸らしていた。
「でも、可愛過ぎて好き過ぎて無理。」
「か、かわ」
「ん、ひよは可愛いよ。ねぇ、俺と付き合って?」
「ご、ごめんな」
「ストップ」
.
最初のコメントを投稿しよう!