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告白を
断ろうとした瞬間
私の唇へと
自分の人差し指で優しく触れた課長。
「まだ俺のこと何も知らないでしょ?なのに、断るなんて良くないと思うよ」
「っ」
「……そうだな、まずはお互いを知るためにも恋人未満友達以上って関係から始めようか」
今もなお
私の唇に触れたまま
離れていかない課長の人差し指。
課長の
指のせいで
何も言えない私を無視して
課長はひとりでどんどん話を進めていく。
「よろしくね、ひよ」
こうして
私と課長の
不思議な関係が始まった。
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