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今日も うちの部署に 鬼課長こと 佐野課長の地を這うような そんなドスの効いた 低い声が辺りに響き空気が一瞬にして変わる。 「期限は昨日だったはずだが?」 「す、すみません!あの、他の仕事とかぶってしまって」 「で?」 「……」 あまりの気迫に 肩を振るわせる社員。 けれど 誰1人として 助け舟を出せるような雰囲気ではなく 誰もがどうか次は 自分でありませんようにと祈るばかり。 .
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