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「ごちそうさまでした」
「クスッ、満足してもらえた?」
「はいっ!」
念願のパスタは
ほっぺが
落ちそうなくらいに
本当に美味しくて
隣を歩く課長へと満面の笑みでそう答えた。
「ひよの笑顔が見れるなら、いくらでも連れて行ってあげるよ」
「ありがとうございます!でも、すみません……また、奢ってもらって」
課長と今までも
何度か食事をしている。
けれど
一度も私は
支払いをしたことがなく
そのことだけがいつも私の中の気がかりで
.
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