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「準備できたから、いつでも話していいよ」
「え?このままで話すんですか?」
「何か問題ある?」
いやいや
問題しかないです……
すぐ後ろには
柊二さんがいて
背中越しに彼のぬくもりが伝わり
私の胸の鼓動は
早鐘のように音を立て高鳴り加速していく。
「なに、身構えてるの?ほら、もっと俺にひよの体重かけていいよ」
「え、あ、」
完全に
身体を
柊二さんに預ける形で
ギュッと抱きしめられ
ドキドキするけれどなんだか居心地よくて
最初こそは
彼の言う通り
身体に力を入れて身構えていたけれど
気づいた時には自然な形で抱きしめられていた。
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