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恥ずかしさから 下を向き手で顔を覆う。 「なんで隠すの?」 「だって私、今、変な顔してるから……」 一瞬 触れるだけのキスでも ドキドキと胸が高鳴り いちいち子供みたいな反応してしまう私。 大人にならなきゃ…… 凛とした大人の女性にならきゃ…… 今はこんな私でも 良いって言ってくれるけど だからって柊二さんの言葉に 甘えてばかりじゃなくて私も努力しなきゃダメだ。 「変な顔、ね……」 「え?きゃあっ!?」 急に 身体中に浮き 閉じた足の上に彼を跨ぐ形で座らされ 強制的に向き合わされ顔を覆っていた手を退けられた。 「これのどこが変な顔?俺のことが好きでたまらないって、ひよの顔のどこが変な顔なの?」 「っ」 チュッと 頬にキスをされて 軽く触れただけの場所に 一気に身体中の熱が集まり脈打つ。 .
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