1246人が本棚に入れています
本棚に追加
/126ページ
恥ずかしさから
下を向き手で顔を覆う。
「なんで隠すの?」
「だって私、今、変な顔してるから……」
一瞬
触れるだけのキスでも
ドキドキと胸が高鳴り
いちいち子供みたいな反応してしまう私。
大人にならなきゃ……
凛とした大人の女性にならきゃ……
今はこんな私でも
良いって言ってくれるけど
だからって柊二さんの言葉に
甘えてばかりじゃなくて私も努力しなきゃダメだ。
「変な顔、ね……」
「え?きゃあっ!?」
急に
身体中に浮き
閉じた足の上に彼を跨ぐ形で座らされ
強制的に向き合わされ顔を覆っていた手を退けられた。
「これのどこが変な顔?俺のことが好きでたまらないって、ひよの顔のどこが変な顔なの?」
「っ」
チュッと
頬にキスをされて
軽く触れただけの場所に
一気に身体中の熱が集まり脈打つ。
.
最初のコメントを投稿しよう!