1250人が本棚に入れています
本棚に追加
/126ページ
「俺は違うよ、ひよ。キミを泣かせたりしない。キミは俺にとって大切な人だよ。だから、全力でひよを愛すと約束する。だから、いつまでもそんなアホな男に囚われないで、俺のことだけ考えて俺だけを見て？」
「柊二、さん……」
「好きだよ、ひよ」
スッと私の頬へと
優しく包み込むように両手を添え
「わ、私も、す」
返事をしようとした瞬間
私の言葉を遮るようにふたりの唇が重なる。
「だ、め」
「ん？」
「い、えな」
キスの
合間にそう言うけれど
彼は一向にキスをやめてくれなくて
「……うん、後でたくさん聞かせてもらう。だから今は、おとなしく俺に愛されて？」
「っ」
.
最初のコメントを投稿しよう！