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「好きです、柊二さん。あの日の返事、今更ですけど、お引き受けします。」
「ひよ……」
「今日からは柊二さんの彼女として、よろしくお願いします」
改めて
言葉にして伝えると
なんだか気恥ずかしくて
ハニカミ笑顔で柊二さんへとそう言えば
「クスッ。こちらこそ、ひよの彼氏としてよろしくね」
私と
同じくらいに
照れたような、
でも、どことなく嬉しそうに
微笑みながら私へとそう返事を返してくれた柊二さん。
ようやく
過去のトラウマを克服して
前へと進み新しい恋をすることができた。
「……どうしよう。ひよが彼女とか嬉しすぎて俺、明日から仕事に集中できないかも」
「ふふっ、本当ですか?」
「鬼課長と呼ばれ恐れられる俺も、愛しの彼女さまの前ではただのひよにベタ惚れな男だからな」
「もう……」
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