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「おい、望月これも……って、望月っ!?」
ファイルを
持って倉庫へとやってきた
柊二さんは痛みから
うずくまる私を見るなり駆け寄ってきた。
「大丈夫か!?」
「だ、大丈夫です。少し、お腹が痛いだけですから……」
「少しって顔色じゃないぞ?」
本当は
すごく痛い……
でも
こんなこと
男の人に言ってもわからないし
それに相手は
鬼課長と呼ばれる人だから
余計にでもわかってくれないだろうな……
「薬は飲んだのか?」
「え?」
「……たくっ。来い」
「え、か、課長っ!?」
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