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「ほら」
「え?」
医務室に
連れてこられた私は
強制的に
ベッドへと寝かされ
ガサガサと何かを探していた
柊二さんは水の入ったコップと薬を私へと差し出した。
「早く飲め、でないといつまでも辛いままだぞ?」
「あの、どうして……」
「いいからまずはさっさと薬を飲め!」
「は、はいっ!」
ギロリと睨まれて
薬と水を受け取り薬を飲む。
「飲んだか?」
「は、はい、飲みました」
「じゃあ、薬が効くまで寝てろ。朝から真っ青な顔して仕事して、辛いなら休めよ!そのために女性には生理休暇があるんだろ。せっかくある福利厚生はしっかり使え」
「あ、あの」
「なんだ?」
「どうして、気づいたんですか?」
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