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「顔？」
そう聞かれ
左右に頭を振る。
「身長、俺の方が高いよ」
「え？」
「前の会社ではやり手だったみたいだけど、仕事だって多分俺の方ができる」
「あの……」
「ん？」
「……もしかして、柊二さんヤキモチ妬いてますか？」
……なんて、
そんなわけないか。
さすがに私、自惚れすぎだよね……
「そうだよ」
「……」
「だからって別にアホ先輩に喧嘩ふっかけたりしないから安心して？今、ひよの目に俺しか映ってないのは、ひよの隣にいて、ひよを見てればわかるから。」
「……そうですよ。私が好きなのは柊二さんです。先輩との恋はもう、終わった恋です。あの恋がもう一度始まることはありません。だから」
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