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がたん
音を立て勢いよく
立ち上がった柊二さん。
「帰るよ」
「え?まだ、私デザートの」
急に私の手を引き
定食屋を出た柊二さんは
車に乗り込むなり
私の身体を抱き寄せ強く抱きしめた。
「……ひよ、可愛すぎ」
「え、あの」
「あんな可愛い顔、俺以外に見せたらダメだよ。変な虫が寄って来たら困るでしょ?」
「っ」
耳元で
甘く囁きながら
私の首筋にひとつ
またひとつとキスを落としていき
彼の唇が触れるたびに私の口から
今まで聞いたことないくらいの甘い声が漏れる。
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