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バンっ。 不意に フロア内に 響いた机を叩く鈍い音。 「……おい、いつまで無駄口を叩いてるつもりだ?」 血を 這うような そんな 低い声で私たちのことを キッと鋭い目で 睨みつけながらそう言った柊二さん。 蛇にでも 睨まれたかのように 辺りに冷たい空気が 一気に張り詰め皆、身体が萎縮する。 「余計な事を話す暇があるなら、さっさと仕事をしろ!!」 柊二さんが そう再び口を開いた瞬間 周りにいた社員たちは 一斉に自分のデスクに戻り仕事を再開する。 .
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