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柊二さんの 唇が離れていく頃には 完全に 身体の力が抜けて柊二さんが 支えてくれていても立っているのもやっとな状態で 「……あ、シャツ」 「ん?あぁ、気にしなくていいよ」 ふと 彼のシャツには 私が掴んでいて 深いシワが刻み込まれていた。 「シャツより、ひよの方が問題だよ」 「え、私……?」 「ほんのりと頬が赤くて、瞳もトロンとしてて、色気ムンムンな状態のひよを俺以外のやつに見せたくないんだけど」 「もうっ……」 普段は大人な 彼がたまにみせる子供っぽい一面。 そんなところが たまらなく可愛くて、大好き。 .
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