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「あ、いた、ひより、って……え?」
「課長、え、ひより!?」
突然
部屋を出た
私のことを
探しに来た同期の子たちが
居酒屋の前で
抱き合う私たちを見て声を失い目を見開く。
「あ、あのね」
「悪いけど、彼女が想ってる相手も、付き合ってる人も山根ではなく俺」
「……」
「中にいる人たちにも、今見たことと、今聞いたこと伝えといてくれる?」
「は、はい……」
「じゃあ、この子は連れて帰るから」
「は、はい……」
「次の日が休みだからって、あまりハメを外すなよ。」
呆然と
立ち尽くす
同期の子たちを残し柊二さんに
手を引かれ私たちはその場をあとにした。
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