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「月曜日、私たちきっと噂の的ですね」
「迷惑だった?」
「まさか。迷惑だなんて思いません」
ふたり
手を繋ぎながら
居酒屋から駐車場までの
道を歩きながらそんな会話を交わす。
「これで少しは牽制できるといいけど」
「え?」
「相変わらずひよは鈍いな。でも、そんなひよに俺はどうしようもないくらいに惚れてるんだってこと」
「き、急に何を」
唐突に
いきなり
何を言い出すかと思えば……
けれど
柊二さんの横顔は
どこか清々しい表情を浮かべていて
こんなことならもっと早く周りに
公表してればよかったなって今更ながらに思った。
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