小さな一歩

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 数週間後、僕とニコラはガルダ星人の支援を受けて、特殊な種を植え始めていた。ガルダ星人のテクノロジーを駆使して、地球の新しい環境に適応するよう改良された種だ。 「見てよ、ニコラ。この小さな葉っぱが芽吹いている。これが新しい地球の始まりだ」  僕は感動しながら小さな芽を見つめる。その葉っぱは、力強くも優しい緑色をしていた。ニコラも隣で微笑みながらその成長を見守っていた。 「これはほんの始まりです。私たちの努力が実を結び、地球が再び緑豊かになるまで、共に頑張りましょう」  僕は深く頷きながら、目の前の小さな葉をそっと撫でた。その手に伝わる生命の息吹が、彼に新たな希望と決意をもたらした。 「そうだね、ニコラ。これからも一緒に、未来を築いていこう」
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