最終章 それぞれ

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_拝啓 鳴海坂昴様_  再婚おめでとう。  ってか? なに勝手に灯さんと離婚とかしてんだよ!  誰が、彼女と離婚して欲しいって頼んだ!  全く、俺のこと散々恋愛音痴とか鈍感野郎とか言ってたけど、お前の方が、絶対鈍感で天然ちゃんだろう?  それに……まぁ? 今度こそ灯さんを幸せにしろよ!  もしまた、灯さんのこと泣かしたら…今度は絶交だからなぁ。  昴。俺は、元気だから。  だから、何も心配しないで。  あと、美緒のことは、西條侑李に……侑李につい最近、会ったんだろう? あいつからの定期連絡(手紙)に、お前と二人で会ったことが事が書いてあったから。あいつ、結構いい奴だろう? まぁ? 敵に回すと厄介だけど。  そういう訳だから、美緒のことはお前が心配しなくてダイジョブ。  だから、昴。お前は、自分の幸せだけ考え欲しい。  それが、昴、お前にできる俺の唯一の贖罪だから。   追伸  もし、堂城さんに会うことがあったら、俺の代わりに謝っといてくれないか?   あと、樹利亜さんはともかく、俺、あの人と友達になった全く記憶ないんだけど?    
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