夜を噛ム
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「この町には似合わない明るさなのに、この町みたいに甘いモンだ」 袋を取り捨て、口に含む。 甘い味が舌の上を転がり、鼻にまでその甘さが届くと、少女の顔が少しだけ綻んだ。 大好きなイチゴの味、どこか懐かしい感覚。 夜の町に染まった光のない瞳に似つかわしくない、満面の笑みの男の顔。 その時の事を、大人になった今でも覚えていた。
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