いつでもご都合主義⑰

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「ちょっとこっち向いて」  大学の講義で隣になった女子に声を掛けられた。  彼女は僕を見つめながら、自分の髪を軽く撫で流す。  戸惑う僕に、 「目を貸してくれてありがとう」  にっと笑った。  また鏡になりたいと思った件。
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