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「、、という訳なの。ミナミ、あたしはどうしたらいい?!」
波瑠は、渋谷課長から話を聞いて、自分はどうしたら渋谷課長のためになるのか、分からなくて、例のごとく、ミナミに相談していた。
ミナミは、波瑠の泣き言のような相談を一喝した。
「波瑠! あんたは、どこまでも渋谷課長に付いて行くと決めたんでしょう?!」
「う、うん」
「だったら、渋谷課長が芸能人になっても、変わらず支えるのよ!」
「え? げ、芸能人?!」
波瑠は、思いもよらぬ言葉にびっくりした。
その波瑠に、ミナミは言い募った。
「だって、この流れじゃ、きっと渋谷課長は、有名人になって、結局、県庁を辞めて芸能界入りしか道はないわ」
「ええっ?!」
渋谷課長が、芸能人になる?!
モデルなら、まだ分かるが、芸能人とは?!
波瑠は、芸能人の妻になるのか?! と激しく動揺した。
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