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翌朝、男から受け取ったアドレスを頼りに「思い出屋」を探す。どうやら、別の路地裏にあるらしい。こういった店はダークサイトにあるのが常だ。驚くことはない。
目的地に着くと、店内は「幸せ屋」と同じく、ネオンで煌びやかな装飾が施されている。
「いらっしゃい」
店主らしい人物はやはり、身元を隠すためか、アバターの顔を塗りつぶしている。
「ここでは思い出を売っていると聞いた。品を見せてもらおうか」
「もちろん。ゆっくりと見ていけ」
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