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5.そして、団体戦へ
ここで、団体戦のルールを簡単におさらい。
団体戦は3分×9セット。3人の選手が交代交代で試合を行い、45点先に取った方、45点までいかなかった場合は、9セット目終了時に得点が多い方が勝利します。
8月1日、女子フルーレ団体戦。
団体世界ランキング4位の日本チーム。メンバーは東晟良選手、上野優佳選手、宮脇花綸選手、リザーブ菊池小巻選手の4名です。
準々決勝、対戦相手は団体世界ランキング5位のポーランド。東選手→上野選手→宮脇選手→東選手→宮脇選手→上野選手→宮脇選手→東選手→上野選手とつなぎ、45対30で勝利し、準決勝進出を決めました。
準決勝、対戦相手は団体世界ランキング1位のイタリア。上野選手→東選手→宮脇選手→東選手→上野選手→宮脇選手→東選手→宮脇選手とつなぎ、最終ピリオド上野選手が怒涛の追い上げを見せましたが一歩及ばず。39対45で敗れ、3位決定戦へ。
ゔーっ、悔しいですが、攻めあぐねてしまう間合いの取り方といい、イタリアの試合巧者っぷりがすごかったです。
さあ、気持ちを切り替えて、午前2時10分からは3位決定戦。対戦相手は団体世界ランキング6位のカナダ。泣いても笑ってもラスト1試合。悔いのないよう、全てをだしきってきてください。
がんばれ、日本チーム!!
3位決定戦、上野選手→宮脇選手→東選手とつないだ序盤は一進一退の展開。迎えた4ピリオド目、日本チーム唯一のサウスポー、リザーブの菊池選手が宮脇選手と交代で出場し、1点のリードを作ります。その後、上野選手→東選手→菊池選手→東選手とつなぎ、4点リードで迎えた最終第9ピリオド。カナダのハーヴェイ選手が得点を重ね、ついに33対32、1点差まで詰め寄られます。
残り何秒が死ぬほど長い!
頼む、頼む頼む頼む!
頼むから日本がリードしているうちに時計すすめ!
早く早く早くうぅぅぅーっ!!
(実は夜中目が覚めて試合の動向をテキスト速報で追ってたのですが、こんな感じでずっと心の中で叫びまくり)
そして、試合終了。33対32の激闘を制し、日本チーム、銅メダル獲得!
フランス人のフランク・ボアダンコーチを招聘し、強化に取り組んできた女子フルーレ。
3位決定戦、ここぞのところでリザーブ菊池選手を投入した采配と(注.オリンピックだと選手交代できる機会は1回だけ)、出場した4選手全員の力がかみあい、日本フェンシング女子では初、そして日本フェンシング界初、複数種目でのメダル獲得(ついでに、日本フェンシングオリンピックメダル、金銀銅コンプリート)という快挙を成し遂げました。
おめでとうございます!
ホント勝ててよかったよおぉぉーっ!!😭
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