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6.団体戦の感想まとめ
パリオリンピック、フェンシング競技が終わってから数日が経ちました。ようやく寝不足から解放されて落ち着いたので(笑)、団体戦の感想を書いていきたいと思います。
・当初、団体戦はテレビ放送の予定はありませんでした。唯一、フェンシングで番組検索して出てきたNHKBS でも、「3位決定戦、決勝※日本チームが出場する場合」的な注釈つき。深夜帯だからとりあえず予約しとこ、万が一別の競技が放映されたら録画消せばいいや、ってな感じで片っぱしから録画予約しておいたワケですが、待っていたのは(オリンピック前には想像もつかなかった)快挙続きの4日間だったのです。
・各競技で日本勢の敗退が続く中のメダル獲得で、一躍フェンシングに注目を集めたのが、8月1日女子フルーレ団体戦。私が個人的にいちばん応援していた宮脇花綸選手が、銅メダリストに!東京の時、悔しい思いしたのも、きっとこの瞬間のためだったんだね、となんだかじーんときました🥹
余談ですが、フランク・ボアダンコーチの名言「(試合で勝つために)パンダから虎になれ」。なんだか、流行語大賞の候補になりそうな予感がします。
・一方で、ネット界隈で話題になったのが、解説山口徹さんの嗚咽とぶっちゃけ発言。「(1点差を逃げ切る展開が)怖くて仕方なかった。心臓に悪い」というコメントには、わかりみしかなかった。録画で結果がわかってるから落ち着いていられるけど、ライブで、しかも目の前で見てたら、ハラハラしすぎてたまったもんじゃなかったと思う。
熱くなると「耐えろ……耐えろ(上野)ゆうかぁ!」「(永野)ゆうだい、よくやった!」など、選手の下の名前呼びがデフォルトになっちゃう山口さんですが、時に小ネタもはさみながらの解説が、とても聞きやすく、わかりやすかったです。
日本チーム出場→3決と決勝両方録画されるので、日本じゃない方の試合も全部見たんですが、技の内容や(フルーレとサーブルの)優先権の所在がよくわかったおかげで、より観戦を楽しむことができました。
ありがとう、山口徹さん。次回のロス五輪も、ぜひ解説山口さん×実況土井アナコンビでおねしゃす!!
・日本が銀メダルを獲得した男子エペ団体戦。実は3位決定戦も、世界ランキング7位のチェコが1位のフランスに勝利する、激アツな展開だったんです。
最終第9ピリオド、3点リードでフランスのアンカーは個人戦銀メダリストのヤニック・ボレル選手。誰もがフランスの勝ちパターンだと予想したはず。
ところが、チェコのアンカー、日本も苦しんだヤコブ・ユルカ選手が、叫んだりガッツポーズしてアピールすることもせず、淡々と得点を重ねていきます。たぶん目の前のプレーに集中しきっていたんだと思いますが、まあ、やることなすこと全部決まる。(淡々と、ってのも追い上げられる方は怖いよなあ)
結果、先に45点に到達したのはユルカ選手。
まさか、あのボレル選手の落胆した姿を見ることになろうとは……。
2~3点のビハインドなら、今日のユルカはなんとかしてくれる。そんな意志統一をして、この試合展開を作りあげたのかも、なんて想像が広がりました。チーム全員の力を結集したチェコが、歓喜の銅メダルを獲得。いやはや、すごかった!
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