1.フェンシングにまつわるエトセトラ

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・実はフェンシングって3種目あるんです ひとくちにフェンシングといっても、実は3種目あり、それぞれルールも異なるので、簡単にご紹介していきます。 (画像は写真ACよりダウンロード) 【フルーレ】 1eab43ac-5eb1-4ba6-bd41-17a8acd03e01 ・紳士による剣の練習から派生した種目。 ・有効面は胴体のみ。有効面を突くと得点できます。 ・加えて、優先権(攻撃権)を持っている方だけが得点を取れるルール。相手より先に突きの体制に入る以外にも、相手の剣をはらい剣先をそらすことで優先権(攻撃権)を持つことができます。 ・過去オリンピックでのメダル獲得は2回。(敬称略) 太田雄貴(おおたゆうき)(北京)→日本フェンシング界初の銀メダルを獲得。 男子フルーレ団体(ロンドン)→銀メダル獲得。団体メンバーは、太田雄貴(おおたゆうき)千田健太(ちだけんた)三宅諒(みやけりょう)淡路卓(あわじすぐる)の4名。 注)淡路さんはリザーブ登録で、団体戦のみ出場。 【エペ】 3f392c32-fc31-4e59-89e0-aa22e3fd1d3e ・伝統的な決闘から派生した種目。 ・全身どこでも剣で突けば得点出来る、とてもわかりやすいルール。 ・3種目のうち唯一、同時突きで双方得点できる種目です。クゥ・ドゥーブルといい、相手に突かれても、0.04秒以内に突き返せば得点できるルールです。 ・過去オリンピックでのメダル獲得は1回。 男子エペ団体(東京)→日本フェンシング界悲願の金メダルを獲得。団体メンバーは、山田優(やまだまさる)宇山賢(うやまさとる)加納虹輝(かのうこうき)見延和靖(みのべかずやす)の4名。 宇山さんはリザーブとしての登録でしたが、団体初戦アメリカ戦、相手にリードされた場面で、見延選手と交代し、逆転勝利の立役者となり、決勝戦まで中継ぎ役として大活躍! 団体戦では、試合の流れを変えるリザーブの選手にも、ぜひ注目してみてください。 【サーブル】 dc6f0355-334b-48e7-95f3-db674e710276 ・ハンガリーの騎兵隊の剣技から派生した種目。 ・有効面は上半身。有効面を突く、または斬れば得点できます。 ・フルーレと同じく、優先権(攻撃権)を持っている方だけが得点できるルール。 ・3種目のうち唯一、剣で突く以外に斬っても得点がとれます。 ・過去オリンピックでのメダル獲得はなく、パリオリンピックで初のメダル獲得を目指します。しかも今年は、個人、団体共にサーブル初のオリンピックでのメダル獲得も夢じゃない、かもしれないんです。理由はのちほど、日本代表選手紹介のところでご説明します。
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