0人が本棚に入れています
本棚に追加
・実はフェンシングって3種目あるんです
ひとくちにフェンシングといっても、実は3種目あり、それぞれルールも異なるので、簡単にご紹介していきます。
(画像は写真ACよりダウンロード)
【フルーレ】
・紳士による剣の練習から派生した種目。
・有効面は胴体のみ。有効面を突くと得点できます。
・加えて、優先権(攻撃権)を持っている方だけが得点を取れるルール。相手より先に突きの体制に入る以外にも、相手の剣をはらい剣先をそらすことで優先権(攻撃権)を持つことができます。
・過去オリンピックでのメダル獲得は2回。(敬称略)
太田雄貴(北京)→日本フェンシング界初の銀メダルを獲得。
男子フルーレ団体(ロンドン)→銀メダル獲得。団体メンバーは、太田雄貴、千田健太、三宅諒、淡路卓の4名。
注)淡路さんはリザーブ登録で、団体戦のみ出場。
【エペ】
・伝統的な決闘から派生した種目。
・全身どこでも剣で突けば得点出来る、とてもわかりやすいルール。
・3種目のうち唯一、同時突きで双方得点できる種目です。クゥ・ドゥーブルといい、相手に突かれても、0.04秒以内に突き返せば得点できるルールです。
・過去オリンピックでのメダル獲得は1回。
男子エペ団体(東京)→日本フェンシング界悲願の金メダルを獲得。団体メンバーは、山田優、宇山賢、加納虹輝、見延和靖の4名。
宇山さんはリザーブとしての登録でしたが、団体初戦アメリカ戦、相手にリードされた場面で、見延選手と交代し、逆転勝利の立役者となり、決勝戦まで中継ぎ役として大活躍!
団体戦では、試合の流れを変えるリザーブの選手にも、ぜひ注目してみてください。
【サーブル】
・ハンガリーの騎兵隊の剣技から派生した種目。
・有効面は上半身。有効面を突く、または斬れば得点できます。
・フルーレと同じく、優先権(攻撃権)を持っている方だけが得点できるルール。
・3種目のうち唯一、剣で突く以外に斬っても得点がとれます。
・過去オリンピックでのメダル獲得はなく、パリオリンピックで初のメダル獲得を目指します。しかも今年は、個人、団体共にサーブル初のオリンピックでのメダル獲得も夢じゃない、かもしれないんです。理由はのちほど、日本代表選手紹介のところでご説明します。
最初のコメントを投稿しよう!