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・フェンシングの起源
フェンシングの原形は、中世の騎士たちによる剣術にあるとされています。剣という武器は騎士の名誉の象徴であり、戦場で役に立たなくなってもフランスの上流階級は剣術を嗜み続け、19世紀の末にはフランス各地で盛んに競技として行われるようになっていきました。
国や地方によってルールがばらばらであったため、競技のルールを統一するために、1911年、国際フェンシング連盟(FIE)がパリに設立され、スポーツとしての近代フェンシングが始まったのです。(Wikipedia先生より抜粋)
・フェンシング発祥国はフランス
そのためフェンシングで使われる用語は全てフランス語です。
下記に試合中よく使われる用語をまとめました。
知っておくと、より観戦が楽しめるかもしれません。
・ラッサンブレ(気をつけ)、サリュエ(礼)
→フェンシングは騎士道精神を受け継ぐスポーツ。
礼儀を重んじるため、試合開始時と終了時に、必ず丁寧な挨拶をします。
なお、試合終了時の挨拶のあと、選手たちは握手をしてから退出します。
・アンガルド(構え)、プレ(用意)、アレ(はじめ)
→プレー開始時の号令。
正式には、審判がエトブプレ(用意はいいか)→選手たちがウィ(はい)→アレ(はじめ)の流れらしいんですが、今はプレ、アレと選手たちの同意を省略する方が多いようです。
なお、試合開始時、得点した後はピスト中央から、プレーを中断した時はその場からプレーを再開します。
・アルト(やめ)
→審判がプレーを中断する際に使います。
・アタック(攻撃)、トゥシュ(突く)
→今の攻撃、突きが決まりました、の意。ちなみに、審判は得点が入る側の手を上げます。
・パラード(剣をはらう防御の動作)、リポスト(突き返す)、トゥシュ(突く)
→相手の攻撃を防御し、突き返しが決まりましたの意。
・アタック(攻撃)、ノンバラブル(無効面)
→今の攻撃は無効面を突いたため、得点が入りませんの意。
・フェンシングにもイエローカードがあります
フェンシングでも反則の際はイエローカードが出されます。(東京オリンピック男子エペ団体3位決定戦では、相手の出方をうかがうあまり全く攻撃をしかけず、消極的な試合運びをしている、という理由でイエローカードが出されていました)
イエローカードを2回出されると自動的にレッドカード1枚になり相手に1点を献上することになります。
ちなみに、一発退場になるのはブラックカード。審判に暴言を吐いたりとか、よほどのことがない限りは使われません。
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