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「おじさん、助けてくれてありがとう。」
ワンダフルとフレンディにお礼を言われ悟はとても誇らしかった。
「あなたのアモーレ愛がきっとあなたをこの世界に呼び込んだの。でも敵を倒したからきっと元の世界に戻れるわ。これからもふたりはアモーレをよろしくね!」
「ああ!絶対毎週欠かさずに観るよ!俺もふたりに会えて本当に良かった!」
悟はそう言うと再び光全体に包まれ気付けば元居た自分の部屋のテレビの前に座っていた。
翌朝、悟は会社に行くと女性社員が悟のリュックについているキーホルダーに気付き
「吉田さん、そのキーホールダー、もしかしてふたりはアモーレじゃないですか?」
と言ってきた。
しまった!今日はよりによって休日用のリュックで出勤して来てしまった!
「吉田さんってそういう趣味があるんですね。」
女性社員が少し引き気味にそう言ってきたので悟は叫んだ。
「違う!俺はふたりはアモーレの世界観が好きで観ているだけなんだ!お願いだからまるでてぃあもを見るような蔑んだ目で俺を見ないでくれ!!」
〈完〉
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