8.触れてほしい※

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「ルア、ル……僕、なんか……来ちゃいそう……」 「ああ、そのままいいぞ」 「でもっ……僕だけ……だ、だめっ……あっ!」    身体が勝手にビクビク跳ねる。この間より執拗にいじられているからか、我慢のきかなくなった僕の身体は痙攣が止まらなかった。そして、僕のソコは前に知ってしまったからなのか……深いところの快感を待ち望んでズクリと疼く。   「あぅ……ルアル、お願い。…………欲しい。ルアルが欲しいっ」    この間は言わされた台詞……でも耐えられなくて自分から振り返ってしがみついてねだれば、ルアルが優しい瞳で僕を見つめてくる。僕、この間は気付いてなかったよ。こんな瞳で見つめられてたなんて……。こんなの、言葉がなくたってわかるじゃないか。   「アーフェル、体勢つらくないか?」 「ん……平気。ベッド直したの?」 「こないだ流石に外で乗せたことはちょっと反省して……」    改めて言われると恥ずかしいな。まあ、あれは確かに他の精霊に見られててもしょうがないような感じだったからね……。精霊は奔放なのも多いからさほど気にされてないとは思うけど。  それに、人間だってたまに人がいないからか別館の敷地にコソコソと来て致していくのがいる。だからこそ、僕はそういう行為のことを知ってたんだからね。   「でも……あれはルアルにいっぱい抱きしめてもらえたから……僕は幸せだった、よ?」 「ああもう! アーフェルはなんでそんなに可愛いんだ……挿れたい」 「ふ、ぁ……」    僕の膝裏をぐっと押さえ込まれて、ヒクヒクとしている僕の窄まりにルアルの硬いのが……。ちょっとの不安と期待の入り混じった不思議な感情に支配されてきゅんとなる。  ……来るって思ったのに、ルアルの剛直は僕の窄まりの上をヌルヌルと行ったり来たりするだけだ。   「な……んで?」    焦れた僕がそう呟いた瞬間、ルアルのモノが僕の内側を埋めていく。  前回と違ってぴりっとした痛みもなく、ルアルが腰を揺らしながらゆっくりゆっくりと僕の奥へ入ってくるのがわかる。   「あぁ、やっぱり美味いな。香りもヤバい……」 「はっ……うぅん……お、く」    身体の奥でルアルの先端が僕の奥をぐりぐりと擦っている。多分、ルアルはこの奥に入りたいんだと思う……この間も無理矢理開かれて入られたし。でもこの間と違うのは、僕がもうすでに気持ちよくてどうしようもない状態になっちゃってるってこと。  
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