2.赤い実は……※

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 これがどういう行為かくらい僕だって知ってる。けど……こんな感覚知らない。怖い切ない苦しい熱い気持ちいい……。僕、どうしたらいいの?   「なぁ、ココに熱いの欲しい?」 「ひぅ……」 「ほら、言えって。時間」 「あ……う……ほ、しい……」    逆らえなくて言ってしまってから僕は恥ずかしくて恥ずかしくて、全身火だるまみたいに感じるくらい熱くなった。それに言った途端後ろがキュウっと彼の指を締め付けてしまって余計に……。  彼はゆっくり指を抜きながら、くくっと笑う。   「完熟だな。最高に美味そうな匂い撒き散らしてさ。挿れるぞ、乗れ」 「あああっ!」    僕が四つん這いを怖がっていたからか、座った彼の上に乗せられて……僕は下から熱く硬い彼のモノに一気に貫かれた。もう憧れの君とか言っている場合じゃない。彼の肩にしがみついてはぁはぁと息をつきながら余計な力を逃していた。    いつも遠くから見上げていた彼がこんな至近距離……いや、僕の中にいるなんて。お腹の中、熱い。   「動くぞ?」 「あっあっあっ……やっ……」    下から突き上げられて、お腹の中ぐちゃぐちゃにかき回されて意識が飛びそう……。ふらりと僕が傾くとぐっと背中に回った腕で固定されて綺麗な唇で胸の突起をキツく喰まれる。   「痛っ……やだぁ……恥ず、かしい……」 「甘い。すげー美味い。中トロけてんな?」 「はぁう……あっ……ん」    それ以上無理ってくらい奥まで入り込まれてるのに、痛みすら気持ちよく感じてくる。なんか、もう……自分の意思とは別なところで後ろがヒクヒクと彼のを締め付けて中へと引き込もうとしてしまって。止めたいのに止められなくて僕はもう何がなんだか……。    ただ見られればいい憧れの君? 違う……僕が憧れだと思い込もうとしていた気持ちなんて彼はずっとお見通しだったんだ。  だからこんな、強引だけど優しくて激しくて……甘いことを。僕に断られることなんてないってわかってて。   「ぼ、く……あなたのことが……ずっと……」
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