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ピンッと指先を弾いて
弾き飛ばされた偽物は、キラーンと消えた!
エピュシウスは、回りの建物を
崩さないよう、ゆっくり立ち上がり
わたしを見下ろして小さく笑い
その姿は、みるみる縮む。
それでも、わたしよりは長身で…
欲望の悪神
エピュシウス
「さて、お嬢さん…
お願いは聞いてやったぞ。
その、大事なもの
とやらを、頂きたいのだが?」
ぅ…//
わたし
イサリア・テクノシア
「わ、分かってるわよ…
ナオスエリンピアに行きましょう。」
ペディオンジャングルの最奥部にある
大きな廃神殿…ナオスエリンピア
そこは、神々がかつて
数多の儀式を行っていたところ…
今は、使われていないから誰もいないはず。
欲望の悪神
エピュシウス
「申し分ないな…すぐに、向かおう。」
横向きに抱き上げられ眩しい光に包まれ
わたしは、目をギュッとつぶっていた!
わたし
イサリア・テクノシア
「…っ」
それから、少して
内蔵が浮くような感じがしたあと
目を開くと、ナオスエリンピアの
儀式の間にいて…
部屋の真ん中奥に、大きくて
真新しい赤いベッドが置いてあった!
欲望の悪神
エピュシウス
「ついたぞ…それではさっそく
捧げてもらおうか、この私に…」
ベッドの上で下ろされ
押し倒されて、すぐ…しっとりと、キスされる//
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