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おそらく颯斗に連絡をしてきていた”香菜”は、同じ店で働くボブヘアの金髪の女の子…KANAで間違いないのだろう。
店にいることも、連絡をとっている事も否定しなかった颯斗。ここで例の”ホテル予約”の話をぶつけたら…一体、颯斗はなんて答えるのだろうか?
「……まだ、なんか聞きたいことでもある?」
「……え…?」
「そんな顔してる」
颯斗の様子を伺おうと思っていたつもりが、、
逆に顔色を見られていたようで。私の顔を見て先程の回答が、全然腑に落ちていないと悟ったのだろう。
ここではっきり、メッセージトークのことを聞いてしまえばいいのだろうけど。本当のことを知るのが怖い弱気な自分が前に出てしまう。
カナという女性が職場に居るのか、という質問でさえも私的にはかなり勇気が必要だった。
知りたいと思う反面、いまの関係が崩れることを恐れて…どうしてもあと一歩のところで躊躇してしまう。
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