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夕飯の後片付けは颯斗がやってくれるみたいなので。寝室で颯斗が来るのを待つことにした。
ベッドで横になっていると、先程戦っていた睡魔が再び襲ってきて…どんどん瞼が重たくなってくる。
片付けが終わったらすぐに寝室に来ると思っていたのだが、もしかしたらリビングでテレビでも見ているのかもしれない。
ベッドの中でなら、聞きたいことを素直に聞ける気がしたので…起きて待っていたかったが、、
途中で意識がプツリと、途切れてしまった。
しかし─…
起きていたい、と思った気持ちが強かったからか眠りが浅かったみたいで、、少し物音がしたような気がして意識が覚醒した。
「……颯斗?」
隣で眠っている颯斗が視界に入り、彼がベッドに入ってきた振動だったのかと思ったが…寝息を立てて眠っている颯斗を見ると、たった今ここに来たと思うのは不自然だった。
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