アイラブユーを聞かせて

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その時、私にその存在を知らせるかのように… ふわっ…と画面を点灯させ、小さく震えた液晶の画面が光ったのが暗闇の中で映えて見えた。 前回とは違って、”颯斗のモノだ”と分かった上でそれを手に取ってしまった私は…罪深い人間だ。 それでも…颯斗が寝ていることを確認した上でスマホを手に取ってしまった以上、、真実が知りたい。 連続して震えた颯斗のスマホは、やはりロックがされていないままで。たった今送られてきたメッセージトークの文面が2つ表示されていた。 【送信者 香菜】 たった今 【⠀っえ?!香菜のこと…バレたんですか?⠀】 【送信者 香菜】 たった今 【⠀ていうか、まだスマホにロック掛けてない感じですか?!掛けてって言ったじゃないですか( ; ; )今すぐパス設定してください( ˘•ω•˘ )⠀】
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