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なんとなく、その日から颯斗との関係がギクシャクしたまま…どちらも謝罪の言葉を口にすることも無く、上辺だけの会話のようなものを繰り返す日々が続いた。
美容師として働くようになってから、とても忙しそうにしていた颯斗。
不規則な颯斗の仕事の都合ですれ違うことは今までもあったが…今みたいに、お互いの顔色を伺うような生活は送ってきたことがない。
喧嘩をすることはもちろん何度もあったが、その日のうちに仲直りすることが多かったし…何よりも私が耐えられなくなり、先に謝ることが多かった。
─…それでも、、
颯斗は自分が悪いと思った時は必ず先に謝罪してくれたし、仲直りのあとは身体を重ねることなく眠くなるまで沢山私の話しを聞いてくれた。
そんなふうに、今まで過ごしてきたから、、
一度疑ってしまうと、もう後に戻れない。
全てが偽りのように思えてきて…自然と関わること自体を避けるようになってしまう。
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