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「夜とか…彼氏さんにお迎え、お願いしたり出来ないんですか?先生を疑うみたいで申し訳ないですけど、、やっぱりちょっと…心配です」
私のことを心配だと言ってくれる愛莉ちゃん。彼女の言葉だけを鵜呑みにして、八雲先生のことを悪者扱いするのは良くないとは思うが、、
私自身、髪を触れられた件で八雲先生に対して嫌悪感を抱いたことも事実なので、、必要以上に関わらないようにしようと改めて思った。
「……彼氏、いつも私より帰りが遅いから。お迎えを頼むのは無理かなぁ。なるべく人通りが多い道を選んで帰るようにするね」
だから、大丈夫…っと愛莉ちゃんに言いながら、颯斗に相談するべきなのかどうか迷った。
頼りたいと思う反面…気を引こうとしていると思われたくない、、なんて考えてしまう自分もいる。
直接なにかされた訳でもないし、物が無くなることと八雲先生が関係しているという確証もない。
──…なによりも、、
今のギクシャクした関係の中で、颯斗に頼りたくないというのが本音だ。
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