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夕飯を囲んで向かい合って座り、手を合わせてお互いに「いただきます」をしたところで、、
「菜々に、話したいことがある」
なんて、先に話がある…っと切り出されてしまい話すタイミングを失ってしまった。
それよりも…一体なんの話しをされるのか、心臓が嫌な意味でドキドキする。
「な…なにっ、なんの話し…?私、何かした?」
別に、何も悪いことをした訳でもないのに。話したいことがある、なんて言われ方をすると…自分が悪いことをしたような気になってきて、、
つい、、何かしたのか…っと尋ねてしまった。
「何で菜々が何かしたこと前提なんだよ。逆になんか心当たりでもあるわけ?」
焦り顔の私を見て、颯斗は可笑しそうに笑うと…私が作った夕飯の唐揚げを一つ摘んで口に放り込んだ。
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