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すると、、本体にはロックを掛けていないままだったみたいで。あっさりとホーム画面へと進むことが出来てしまった。
そうなると続けて進みたくなってしまう、緑色をしたメッセージアプリ。右上に赤い吹き出しが出て未読メッセージの数が表示されている。
背後を振り返り、颯斗が居ないことを確認して…緑のアプリをタップしてから、思わず一度ギュッと目を瞑った。
おそるおそる、目を開いて…メッセージアプリが開けたのかどうか確認してみると、トークリストがズラリと表示されアプリ自体にロックが掛けられていた訳では無かったということを、この瞬間知ることになった。
おそらく通知の設定を変えただけで、スマホ本体にもアプリにも鍵は掛けなかったのだろう。
一番上にある先程届いたメッセージトークの相手はやはり”香菜”だったみたいで。名前とともに一番最新のメッセージが一行ほど表示されている。
【待ってますね(*´ω`*)】
というメッセージを見て…その前に送られている内容が気になった私は、、既読を付けないように指先に力を入れてトークリストの一番上の香菜の名前をそっと長押ししてみる。
その直後、ブワッと浮かび上がった香菜とのトーク画面。先に送られていたメッセージを確認することが出来たが…
見なければ良かったと、すぐに後悔した。
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