アイラブユーを聞かせて

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颯斗が何時に帰ってくるのか分からないので…明日も仕事の私は先にベッドに入らせてもらうことにした。 「……颯斗の匂い、、」 いつも颯斗が使っている枕を拝借し、彼の布団を引っ張って頭から被った。…そばにいなくても、颯斗が近くにいるみたいで安心する。 勝手に颯斗の枕を使ったことがバレたら…怒られるかなぁ、、 っと思いながらも…徐々に薄れていく意識。襲ってくる睡魔に勝つことは出来ず、颯斗の布団に潜ったまま深い眠りに落ちてしまった。 ─…翌朝、、 目が覚めてまず視界に入ったのは、隣で向かい合うようにして眠っている颯斗の寝顔。 何時に帰ってきたのかな……? ベッドに入ってきたことに全く気が付かなかったが…隣で眠る颯斗の指先に私の髪の毛が絡まっているのが見える。 昔から、私が眠れない時はいつも…髪を撫でてくれる颯斗。それが習慣づいているのか、私が眠っていても髪に触れるなんて…… 本当に眠れないのは、颯斗の方だったりして?
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